みょうが
畑の草を一日中むしり
かいこに桑をくれ
夕方 ひょいっと出かけて みょうがをとり
それを売っては
弁当のおかずを買って来てくれたっけねえ
いつも しょっぱい こぶのつくだ煮 「みょうが」(星野富弘)より
学生時代のある先輩の子供は、夏休みでも学校へ出かけてゆくそうな。
先輩「夏休みで給食がないから、毎朝のお弁当作りが大変。」
私「大変なわりにあまり報われないですからね……(あ、しまった!)」
まだ若いママを前に、「報われない」なんて、言ってはいけなかった。
私は子の立場で、先輩は親の立場で話している。
思い出した。中学・高校時代を。
私は母の弁当があまり好きではなかった(父の好みに合わせて作られているため)。
そして私は一言も文句を言わず………………ほぼ全部捨てていた。
ごめんね、お母さん。
お弁当のおかずは、お母さんが一生懸命やった結果だったのにね。
- 作者: 星野富弘
- 出版社/メーカー: 立風書房
- 発売日: 1982/01
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